ISBN:4251041917 単行本 朝倉 めぐみ あかね書房 2005/06 ¥1,365

親子読書感想文課題図書。アイテム盛りだくさん感想文の書きやすいいいホンです。どこから書いても何かひっかかることがあるような・・・。最近の作品ですね。

障害者、父子家庭、母子家庭、戦争、性・国・地域・種族差別・・・。私はやぱり主人公の母親に目が行ってしまいました。主人公は小学生の女の子、お姉ちゃんがいますが聴覚障害者、学校のない地域、女の子は勉強しなくても良いという習慣、母親が一人で障害のある子供を含めて二人の女の子を育てる大変さに目が行ってしまう。

まっすぐ伸びているストーリーは気持ちがいいほど素直な子供たちと田舎の住人、別世界から来た万能に見えるスカートを履いていない先生。

私はこの先生のような強さが欲しい。周りにも働きかけるような強さがほしい。無理強いではなく、でも正しいと思うことを正しいと伝えて説得するちから。強い精神力。自立した一人の人間として・・・上から見るのではなく自分も楽しむような関わり方。

いいな・・・。
子供たちに問題がなさ過ぎてちょっと物足りないと言うか綺麗過ぎると思うけど・・・。課題図書だから元気に明るく前向きに勉強を頑張ろうというメッセージをひしひしと受け取りました。

勉強できる環境に感謝しましょうってことかしら(笑)?

子供に読み終わったと告げると
「で。どうだった?感想は?」
「あんた〜〜それを書こうと思ってるでしょ?ちゃんと自分の書いてから原稿用紙持ってきなさい!」
「・・・ちっ・・・」

素直で明るくて家のお手伝いをする良い子はやっぱり作り物だ。

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