ISBN:4104075051 単行本 重松 清 新潮社 2004/02/20 ¥1,680

ちょこっと感想を・・・。ほんとに思った事を紙に書くといつも無くしてしまうからここへ・・・という程度ですのでお役には立ちません。ごめんなさい。

重松さんの作品はこれが初めてです。「家族」がテーマだと聞いていて・・・拒否反応を起こしてました。でも「家族」特に母にわだかまりが大有りの今の状態をしってる人から薦められて読みました。

短編ばかり4編。家族、自死、子供と親、夫婦、離婚、教師・・・・。全てなんだか引っかかっる言葉ばっかりですが読み終わったらトゲトゲとしていた気持ちが少し洗われたような・・・。すこしですよ(笑)。

な〜んとなく、全ての問題が私に乗り越えられたら、家族はかげがいのない無くてはならないものとして見えてくるのかな・・・というものすごい期待と過大な幻想を・・・もしかしたら・・・と思わせてくれました。

★まゆみのマーチ★軽度に障害がある子供と母親の関係を考えさせられました。何が正しいかなんてわからないけど・・・。私には全くといっていいほど足りない態度だな・・・。と反省しました。作中のまゆみさんは別に障害があるとは書いてませんが・・。ダブらせて見てたので。
★あおげば尊し★関連する題材が近くに無かった所為か一番素直に読めました。それでも死に感心を持つ少年は・・・なんだかあやふやにしたまま生きてる大人を焦らすのに十分だな・・・と。
★卒業★一番みじかな題材で・・・でも、既にどんな話だったか忘れてる・・・。わざとかな?実の父の自殺、少女、リストカット、いじめ、・・・身近な問題は現実と作り物の間が見えるからすんなりとは心に落ちてこないのかな?
★追伸★いまはコレが一番好きかな?気持ちを残して亡くなったお母さんにも、再婚後の新しいお母さんにも、感情移入しやすかった。もちろん主人公、半分だけ血の繋がった弟にも。

短編であっと言う間に読んだので・・・これから何ヶ月かして思い出すのがどのキャラクターでどこの場面かはわかりませんが・・・。
全体としてはまあ○。ちょっと軽いかな?ちょっと物足りない〜。
まあ、私が弱ってるから軽いのを薦めてくれたのでしょうけど・・・。

トゲトゲしてて、丁度この本を読んだ時は母が留守だったので晩御飯をつくらないといけなかったのです。でもね、イライラしてて「できたら(プールで遊んだ後)外食してきてくれ〜」と言って、父と子供を送り出したんです。

でも本を読んだら、晩御飯を作ろうかな〜と言う気になりまして、っても何も用意してないから・・・。大したものは作れなかったのですが。。。ちゃんと作りました、それも自分から作りましょう!と思って。凄いことだな〜と感心。

これって感謝の気持ちではないのだろうか?

ちょっと日常へ影響を与えたのでヨシとする。

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